黄色ブドウ球菌 加熱 殺菌

黄色ブドウ球菌は加熱での殺菌だけでは不十分!?食中毒予防対策方法とは

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黄色ブドウ球菌とは,人間をはじめとする哺乳類や鳥類が保有しているといわれています。
人間の皮膚や粘膜などにも存在しており,特にも,手指に傷があったり,手荒れがおこっていると,その部分に黄色ブドウ球菌が現れやすいとも言われています。
これによる食中毒も時折発生しており,最近では熊本の大地震において,炊き出しで提供されたおにぎりに付着していた黄色ブドウ球菌が原因で食中毒が発生したという事例もありました。
手洗いが不十分な状態で,素手でおにぎりを作ってしまうと,皮膚に存在している黄色ブドウ球菌がおにぎりに付着してしまい,これが増殖して食中毒を引き起こしてしまうのです。
実際,これまでの黄色ブドウ球菌による食中毒事件では,お寿司や調理パン,お弁当などの食品が原因となっていることが多いようです。
黄色ブドウ球菌も菌の一種なので,他の菌と同じく加熱に弱いというような特徴を持っています。
そのため,黄色ブドウ球菌食中毒を防ぐためには,しっかりと加熱調理を行うことが有効です。
しかし,実は加熱をしっかり行ったとしても,完全に食中毒を防ぐことができない場合もあります。
いったいこれはなぜなのでしょうか?

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黄色ブドウ球菌は確かに熱に弱いという特徴をもっているため,しっかりと加熱を行えば菌を死滅させることはできます。
しかし,黄色ブドウ球菌が生み出す毒素は熱にも強いという性質があり,100℃で加熱しても壊れないといわれています。
黄色ブドウ球菌は,増殖していく過程でエンテロトキシンと呼ばれる毒素を生み出します。
そのため,菌が増殖して毒素を生み出す前に殺菌をしっかりと行うか,あるいはもとから食品に菌を付着させないという対策が重要になってくるのです。
したがって,食中毒を防ぐためには,調理を行うときにしっかりと手洗いを行うほか,盛り付け作業を行うときには衛生手袋を活用することが有効です。
また,帽子やマスクも適切に使用すれば,さらに食中毒を予防できる可能性が高くなっていきます。
黄色ブドウ球菌による食中毒の予防対策を行っていく上では,加熱殺菌だけでは十分ではないということを覚えておきましょう。
それから,調理後はできるだけ早く食べてもらうことも有効な対策方法です。
時間がたてばたつほど菌も増殖していき,リスクも高くなっていきますので,作ったお料理は早めに食べてもらうのが一番ですね。
そのほうが美味しく食べてもらうこともできるので,作った人にとっても食べる人にとっても嬉しいですね。

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