家庭 食中毒 原因 腸炎ビブリオ

家庭での食中毒の原因となった腸炎ビブリオの事例について

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実際に家庭で起こった食中毒の原因物質として,腸炎ビブリオが挙げられます。
この腸炎ビブリオは,魚介類にくっついていることが多いもので,特にも夏場に海水温が高くなったときによく見られるといわれています。
特にも,日本においてはお刺身やお寿司として生でお魚を食べることも多いため,以前はこの腸炎ビブリオによる食中毒が多く発生していました。
この腸炎ビブリオによる食中毒が家庭で起こってしまったこともあるのですが,このときの原因となった食品は一夜漬けのお漬物でした。
漬物は魚介類ではないですし,そもそも漬けているのだから食中毒は起こりにくいと考える方もいらっしゃるかもしれません。
なぜ,一夜漬けで腸炎ビブリオの食中毒が発生してしまったのでしょうか?
この事例では,一夜漬け自体もその家庭で作っていました。
そして,一夜漬けを作るために野菜を切るなどの作業を行いましたが,これに用いたまな板などの調理器具は,ほかの食材を使うものとは分けられていませんでした。
飲食店などにおいては,お肉用のまな板と,お魚用のまな板と,お野菜用のまな板が使い分けられていることが多いのですが,一般的な家庭だとなかなかそこまで使い分けることって難しいですよね。
この食中毒事件においても,一夜漬けの野菜を切る前に,お魚をまな板の上で調理したあとに野菜の調理を行っていました。
これが原因となって野菜にお魚由来の腸炎ビブリオ菌が付着してしまい,食中毒になってしまったのです。

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一般的に漬物の場合は塩分の濃度が高いために食中毒菌が繁殖しにくい条件となるため,食中毒が発生することは少ないのですが,一夜漬け・浅漬けの場合には,塩分の濃度が微生物や細菌の増殖を抑えられるほど高くならないために,食中毒に発展してしまうことがしばしばあります。
この事例においても腸炎ビブリオの増殖を抑えられる濃度ではなかったために,食中毒になってしまったのです。
加えて,腸炎ビブリオは他の食中毒菌と比較して,短時間で増殖しやすいという特徴があります。
そのため,調理の最中や,調理が終わった後に数時間室温においているだけでも,体調を崩してしまうほどにまで菌が増殖してしまうのです。
したがって,家庭での腸炎ビブリオ食中毒を防いでいくためには,お魚を使用した器具とは別の器具を使って他の料理を行うか,一度しっかりと器具を洗ってから別の料理を作るように工夫するなどの対策が必要になってきます。
また,常温でいつまでも食材や料理を放置せずに,できるだけ早く冷蔵庫等に保管して,短期間のうちに食べきってしまうことが重要なポイントになってきます。
しっかり洗ってしっかり消毒!
その上で早く食べてしまうことが,家庭での食中毒を防いでいくことに繋がっていきます。

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